こんにちは、tomoです。
このカテゴリーでは「アート思考をビジネスに生かす」をテーマに発信しています。
アート思考をもっとよく知りたい!
アート思考できるようになってみたいな!
アート思考に関する本が多数出版され、書店でもよく見かけるようになりました。
現代はVUCAの時代と言われています。
変化が激しく不確実な世の中であるということですね。
変化に対応していくために「アート思考」を取り入れる企業やビジネスマンが増えています!
この記事を読むメリット
・アート思考について理解が深まる
・アート思考について学べる本が知れる
・アート思考を学ぶと「自分なりのものの見方」ができるようになる
ぼくは画歴20年の現代アーティストで、東京藝術大学で日本画を専攻し、卒業後はドイツで現代アートを学んできました。
アート思考についてはアーティストとして研究される立場であり、実践者としてデザインやブログの分野で活動もしています。
また、教育者としてもアート思考を踏まえた教育を心がけています。
そんなぼくが、この記事ではアート思考を学ぶための良書を紹介していきます!
一緒にアート思考を学んで、0から1を生み出す力を鍛えましょう!
【前提】アート思考について抑えておきたいポイント2点
アートは時代ごとにずいぶん変化してきました。
・民主化、貴族社会の崩壊
・カメラの登場
・印刷機の進化
・デジタル化の進行
今もなお新しい技術が生まれることでアートも変化しています。
これってどんな業界にも言えることですよね?
これがポイントの1つ目で、
激しい時代の変化によって「アートがどのように変わってきたのか」を紹介していくことが【アート思考】の筋になっています。
また、それだけ変化してきたのに変わらないところがあります。
ポイント2つ目
「感性・感覚・直感」といった要素です。
ロジカルに考えるだけではなく、自分の感性などに従った「自分なりのものの見方」を身につけることがアート思考の本質だと何度も出てきます。
それでは本を紹介していきます。
「アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法」 秋元雄史
「VUCA」
Volatility(変動性・不安定さ)、
Uncertainty(不確実性・不確定さ)、
Complexity(複雑性)、
Ambiguity(曖昧性・不明確さ)
の時代には、今までの思考法は通用しません。既存の仕組みに囚われないアーティストのように思考し行動することが重要になります。
まさに「アートをビジネスに生かすには?」という視点で書かれています。
先に言っておくと「答え・正解」の類は載っていません(笑)
それでもこの本をすすめるのは、「正解がない」それでも生きていく、ビジネスしなきゃならないならどう考えるか?そのヒントがあるからです。
そもそもアートは金銭を目的にすべきではない、が職業として選んだ際にはその矛盾と向き合わなくてはならない。
自身も藝大の出身者で表現者、金沢21世紀美術館、東京藝術大学美術館の館長の言葉なので重みがあります。
アート思考とデザイン思考など相反する要素を包括的に解説してくれています。
アート思考の入門書としてオススメです!
コラムのように断片的な印象があるので、気になったところだけ読むのもアリです!
「13歳からのアート思考」 末永幸歩
「こんな授業が受けたかった! 」
700人超の中高生たちを熱狂させ、大人たちもいま最優先で受けたい「美術」の授業!!
論理もデータもあてにならない時代…
20世紀アートを代表する6作品で「アーティストのように考える方法」がわかる!
この本の画期的なところは、アートのことを植物に例えて「根っこの部分こそ大切だ」という視点で語られていることにあります。
表面的な表現者たちのことを「花職人」と呼び、アーティストとは区別しています。
正直、その辺に両手をあげて
とは言えないのですが、画期的で分かりやすい解説であるのは確かです。
ぜひあなたの考えを聞かせて欲しいです。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんもこの本を紹介していたので載せておきます。
アートの面白さを理解するためには覚えていてほしいポイントがあります!
そのための6作品を伝えてくれます。
なぜ19世紀までと20世紀の美術はこんなにも違うのか、そこを伝えることの大事さを認識しました。
ぜひ読んでほしい本です。
「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」 山口周
グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、
あるいはニューヨークやロンドンの知的専門職が、早朝のギャラリートークに
参加するのは、こけおどしの教養を身につけるためではありません。
彼らは極めて功利的な目的で「美意識」を鍛えているのです。
サイエンス重視の考え方は、変化の速い今の時代には不向きです。
人が物を買うのは自己実現のため、またシステムの変化にルールが追いついていないからです!
この本の最重要ポイントは美意識について説明していることです。
美意識とは、真似できない美しさ、イメージとしての美しさ、自分の中の正しさを追い求めること。
美意識を鍛えるには、絵画を見て、哲学を学び、文学を読むなどすれば良いと、具体的なアクションプランを提示してくれます。
漫画版も出ているようです。こちらはまだ現物を見たことが無いのですが、紹介だけしておきますね↓
アート思考は「0から1」を生み出す発想法を得るヒント
これまで僕は、アートだけを一生懸命勉強して、技を磨いてきたのですが、実は【アート思考】だけでは何の力も発揮しないのです。
そのことに最近気がつきました。
「アートを学び、アート思考を身につけて、ビジネスを行う」
ここまでがワンセットです。
アート自体はお金に結びつきません。
矛盾するようですが、アートは大衆に受け入れられるようなものでは無いからです。
もし、いきなり受け入れられたとすればその価値をもう一度測り直す必要があるとさえ言えます。
本にも出てきますが、ゴッホもデュシャンもピカソでさえも始めは酷評を受けました。
ゴッホに至っては生前の評価すらされませんでしたね。
少し話がずれてしまいましたが、
アート思考はビジネスに生かすための現代的思考術です。
アート思考=アーティストの考え方
ここを抑えて自分のビジネスに生かす方法を探していきましょう!
それではまた!
こんにちはtomoです。このカテゴリーでは「アート思考をビジネスに生かす」をテーマに発信しています。【アート思考】についてビジネス業界から注目が集まっています。【アート思考】とは、なんなんだろう?シン...