こんにちはtomoです!
フェルメールの名画をモチーフに製作された映画「真珠の耳飾りの少女」。
非常に美しい映像で、リアルな世界観が丁寧に作られていてまるで絵画の中に没入していたかのような体験ができる映画だったので感想や考察をまとめました。
映画レビュー
監督 ピーター・ウェーバー
脚本 オリヴィア・ヘトリード
原作 トレイシー・シュヴァリエ
出演者 コリン・ファース、スカーレット・ヨハンソン、トム・ウィルキンソン
画歴20年の画家で、現在は高校美術教師をしています。
東京藝術大学を卒業し、ドイツで現代美術を学んできました。
今回はフェルメールが題材の映画レビューを書いていきます。
バロック時代の絵画がどんな世界で描かれてたのかイメージが伝わります!
当時の空気感を感じれるだけでも一見の価値ありですね〜。
「真珠の耳飾りの少女」概要
フェルメールの名作絵画「真珠の耳飾りの少女」をモチーフにした同名の小説が原作です。
まるでドキュメンタリーのように描かれていますがフィクションです。
それまで「青いターバンの少女」・「ターバンを巻いた少女」などと呼ばれて来た絵画の名前も、この映画のヒットの影響で「真珠の耳飾りの少女」に定着しました(『フェルメール』 美術手帖2012年6月号増刊)。
「真珠の耳飾りの少女」ストーリー
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17世紀のオランダ。画家のフェルメールの屋敷で使用人として働き始めたグリートは、ある日、アトリエの窓拭きをしたことで光を変化させ、フェルメールの創作意欲を刺激する。パトロンのファン・ライフェンが新たな集団肖像画を注文した。ファン・ライフェンに挑発されたフェルメールは、グリートの肖像画を描くことに。(c)Archer Street (Girl) Limited 2003
「真珠の耳飾りの少女」感想
ルネッサンス以後すぐのバロック時代を代表する画家フェルメールを題材にした映画「真珠の耳飾りの少女」。
フェルメールのこととか詳しく語られるような映画なのかな?
と思っていましたが、「真珠の耳飾りの少女」を巡るストーリーといった構成でした。
フィクションとはいえ、時代背景や衣装などかなり精巧に作られていて非常にリアルです!
もはやノンフィクションだと思ってもいいんじゃないでしょうか?!
かなり説得力のある映像です。
使用人として働かなければならない境遇やお金と身分に苦しむ様子なども生々しいですが、実際に絵の裏側にはそうしたストーリーがあるんですよね。
ただ美術館で作品を眺めているだけでは辿り着けない匂い立つような濃厚な物語を体験させてくれます。
まとめ:【レビュー】映画「真珠の耳飾りの少女」
バロック時代は、個人的に一番好きな時代で良い画家がたくさんいます。
ルーベンスやベラスケスにラ・トゥールなどまだまだいますね。
その時代背景を想像しやすくしてくれるようなこの映画は超おすすめです!
衣服や日用品などの印象も、絵画と映像で比べて見るとまた違って見えます。
絵画鑑賞の解像度を上げてくれます。
美術鑑賞好きな方にはぜひ見て欲しい作品です!
ではまた!
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