こんにちはtomoです!
今回は個性的な美術館を紹介していきます。
ちょっとマニアックですが、好きな人には突き刺さる!
とがった展示をしていたりするので、小さな美術館ですがインパクトは特大です!
それぞれに良さがあり、他の記事で紹介した王道の美術館を入門編とすると、
この記事で紹介する美術館は中級者編となっています。
≫【美意識を高める】都内のオアシス!おすすめ美術館8選「東京都編」
もちろん、初めての方でも楽しめますので、展示内容を確認の上ぜひ行ってみてください!
この記事を読んでほしい人
・美術館に行きたいけど、ちょっと変わったものが見たいな〜
・美術館って混んでてしんどいんだよね〜
・現代アートとか古美術とか好き!
個性派美術館って実は全国に結構あるんですよね〜。
ぼくも実際にはまだ行けてない所も多いので、いつか行きたいなぁ〜。
常設展示が魅力的な所も多いんですよ!
個性派美術館のいいところ5つ
・人が少なくて鑑賞に集中できる
・作品が良質
・美術館の愛を感じる
・2度と見れない展示を体験できる
・普段行かないところに行ける
画歴20年の画家で、現在は高校美術教師をしています。
東京藝術大学日本画科を卒業し、ドイツで現代美術を学んできました。
今回は、美術館をハシゴしすぎて、妻とは別行動がデフォルトのぼくが(泣)
マニアックだけど素晴らしい都内の美術館を紹介します!
ワタリウム美術館
アーティストに寄り添う現代美術館!
ワタリウム美術館は、スイスの建築家マリオ・ボッタの設計により1990年9月私設美術館として開館。世界的な視野のもとで現代美術を中心に建築、写真、映像メディア、デザインなどの展覧会を企画しています。
また、展覧会に関連する講演会、ワークショップ、パフォーマンス、コンサート、上映会、ギャラリートーク、子供のための教育プログラム、国内外の展覧会見学ツアーの実施などの活動を行っています。
この美術館はアーティストへの愛とリスペクトに満ち溢れています。
個人的に印象に残っているのは、JR展、ルドルフ・シュタイナー展、Chim↑Pom:ひっくりかえる展、などですね、正直こうして展示をちゃんと思い出せるほどの展覧会はいくつもありません。
それだけクオリティの高い展示をされる美術館です!
先日、コロナ禍のため、クラウドファンディングで支援を呼びかけしていました。
住所 〒150-0001東京都渋谷区神宮前3-7-6
開館時間 11:00~19:00(水~21:00)
休日 月曜日
料金 展覧会により異なる(常設展なし)
電話 03-3402-3001
公式HP http://www.watarium.co.jp
三菱一号館美術館
ルドンやロートレックなど近代の至宝が拝める
三菱一号館美術館は2010年、東京・丸の内に開館した私立美術館です。
19世紀後半から20世紀前半の近代美術をテーマにした企画展を年3回開催しています。
最大の特徴は赤煉瓦の建物。イギリスの建築家、ジョサイア・コンドルが設計し、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」を復元したものです。
「小さい」といって紹介して何ですが、それほど小さくないです(笑)
意外とボリュームのある展示で、質の高い小さめの作品を多数見れるイメージです。
建物自体の魅力もありますし、展示空間として非常に密度が高いです。
気軽に行くと面食らうかもしれないので、割と重めの展示を見に行くつもりでいきましょう。
かつての銀行営業所を復元したレストランはとても趣があり、一見の価値があります。
カフェには入ったことはなかったのですが、すごいオシャレですよね!
つぎに行くときはカフェにも必ず寄りたいと思います!
住所 〒100-0005東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間 10:00~18:00(金、第2水曜、会期中の最終週平日は21:00まで)
休日 月曜日、展示替期間、年末年始
料金 展覧会により異なる(常設展なし)
公式HP https://mimt.jp/
岡本太郎記念館
岡本太郎はまだ生きている!
岡本太郎記念館は、岡本太郎が亡くなる1996年まで、アトリエ兼住居として50年近く使用されたスペース。戦災で焼失した旧居では、岡本一平・かの子・太郎の一家が長く暮らし、戦後はル・コルビュジェの愛弟子であった友人の坂倉準三に設計を依頼してアトリエを建てた。
ブロックを積んだ壁の上に凸レンズ形の屋根が乗ったユニークな建物は、現在は記念館としてアトリエ、サロン、庭を公開し、企画展示室では随時企画展を開催。
日本万国博覧会の《太陽の塔》をはじめ巨大なモニュメントや壁画など、あらゆる作品の構想を練り、制作した場所には、太郎のエネルギーがいまも満ち満ちています。
岡本太郎についてもっと知りたい方はこちらもチェック↓
≫【レビュー】映画「太陽の塔」岡本太郎|明日の神話に込められたもの
青山の一等地にびっくりするくらい異質な建物があります。
一見するとわからないのですが、庭の様子など一度は見ていただきたい!
すごいです!!(語彙力)
近くに工芸を専門に扱う根津美術館や工芸系のギャラリーなどもありますよ。
住所 〒107-0062 東京都港区南青山6丁目1−19
電話 03-3406-0801
開館時間 10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日 火(祝日の場合は開館)
アクセス 地下鉄表参道駅A5出口徒歩8分
公式HP http://www.taro-okamoto.or.jp
21_21 DESIGN SIGHT
日本で唯一のデザインの美術館
建築設計は安藤忠雄が担当
創始者は、安藤忠雄、三宅一生、イサム・ノグチ
日本のトップランナーの建築家やデザイナーが設立から運営まで手がけています!
21_21 DESIGN SIGHT(トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト)は、東京都港区赤坂9丁目・旧防衛庁跡地に誕生した複合施設「東京ミッドタウン」内に作られたデザイン専門施設である。
デザインという視点から日常的な出来事や物事に目を向け、企画展を通して様々な発見や提案を行う。
「デザインについてリサーチし考える場所であると共に、ものづくりの現場でもある」として、従来の『ミュージアム』との違いが強調されています。
日本のデザインの最先端といえる場所です!
デザイン専門の美術館は日本でもここのみです。
認知度がいまいちなのは謎ですが、内容は非常に充実しています。実験的な展示も多く、体験できるスペースもあったりと、子供も楽しめる展示などがあるのが特徴です。
住所 〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−6
開館時間 10:00 – 19:00(入館時間は18:30まで)
休館日 火曜日、年末年始、展示替期間
入場料 一般1,100 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料
公式HP http://www.2121designsight.jp/
2020.10.16-2021.3.7まで開催していた展覧会レビューです↓
≫【多様性】わかりあうためにはまず知ること!トランスレーションズ展レビュー・解説
出光美術館
皇居の側で、古美術に静かに向き合える至福の時間
美術館は皇居のお濠に面した帝劇ビルの9階に位置する。ビルのワンフロアであることを感じさせない独特の空間は、開館当初の伝統的な和の雰囲気を残しつつ、その後の改装を経てより快適にゆったりと過ごせる環境へ整備され、現在に至る。
展示は日本の書画、中国・日本の陶磁器など東洋古美術が中心。テーマに沿った内容で、年5〜6回の展覧会が開催される。併設として、コレクションを代表するルオーの作品を紹介する専用展示室があるほか、アジア各国および中近東の陶片資料を集めた陶片室は、充実した陶磁器コレクションを持つ美術館ならではの施設として親しまれている。
出光美術館HPより
出光美術館は1966年、出光のコレクションを展示する美術館として東京都千代田区丸の内に開館。
なかなか渋いですが、確かな美術品を鑑賞することができます。
仙厓の作品などの堅苦しくない日本美術に触れることのできる貴重な機会です。
日常に疲れた人には仙厓の絵や思想は救いになるのではと思います。
古美術や日本美術の源流に興味のある方はぜひ訪れてみてください。
住所 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目1−1
電話 03-5777-8600
開館時間 10:00~17:00(金〜19:00)
休館日 月(祝休日の場合は開館)
アクセス JR有楽町駅国際フォーラム口徒歩5分ほか
公式HP http://idemitsu-museum.or.jp
板橋区立美術館
絵本の展示が人気!
板橋区立美術館は、1979年に東京23区初の区立美術館として開館。
江戸狩野派をはじめとする近世絵画、大正から昭和初期の前衛美術、板橋区ゆかりの作家の作品を中心に収蔵し、江戸文化や池袋モンパルナスを紹介する展覧会を開催している。
さらに、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展をはじめとしたイラスト、デザインに関する展覧会も開催し、来館者に広く親しまれる美術館を目指している。
板橋区立美術館HPより
ぼくは「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」を見に行ったのが初見でした。
交流も盛んで、アットホームな美術館でした。
ちょっとアクセスが悪いのが難点ですが、それでもいい企画があればまた行きたい美術館です!
住所 〒175-0092 東京都板橋区赤塚5丁目34−27
電話 03-3979-3251
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月(祝日の場合は翌日)
アクセス 都営三田線西高島平駅徒歩13分
公式HP https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum
以上で行ったことのあるオススメ美術館の紹介は終わりなのですが、2020年に新たに開館した美術館が面白そうなので載せておきました。
そのうち行ってみたいと思います。
よかったらチェックしてみてくださいね!
ヨックモックミュージアム
ピカソをたくさんコレクション!
ヨックモックミュージアムは2020年に開館。
「ヨックモック」の創業者である藤縄則一の「菓子は創造するもの」という思いを受け継ぎ、現会長の藤縄利康が精選したコレクションを様々な企画展を通して展示する。
ヨックモックグループが30年以上かけて収集してきた500点以上のコレクションは、パブロ・ピカソのセラミック作品を数多く収め、世界有数を誇る。
ピカソの豊かで自由な発想が投影された「菓子とアートのコラボレーション」や「アートセラピーを応用したアートセッション」などの独自の教育プログラムにも参加できる都市型の新しいタイプの美術館。
ヨックモックミュージアムHPより
また、四季折々のハナミズキも楽しめる中庭のあるカフェのみの利用が可能で、日常のなかで気軽にアートにふれることができるそうです!
ヨックモックってこれですね!有名!
住所 〒107-0062 東京都港区南青山6丁目15−1
電話 03-3486-8000
開館時間 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間
アクセス 地下鉄表参道駅B1出口徒歩9分
公式HP https://www.yokumokumuseum.com
まとめ:個性派美術館は最高
今回は6つの東京の個性派美術館を紹介しました。
個性派美術館のいいところ
・人が少ない(鑑賞に集中できる)
・作品が良質
・美術館の愛を感じる
・2度と見れない展示を体験できる
・普段行かないところに行ける
どれもおすすめな美術館です!
メジャーな王道美術館と違って、激混みしたりする心配はありません。
ちょっと駅や大通りから外れたところにあったりするのはご愛嬌ですが・・・
落ち着いて自分のペースでゆったりと過ごすことができます。
ぜひ次のお出かけ先の参考にしていただけたら幸いです。
ではまた!
最近読んだ特集で世界の美術館・日本の美術館も紹介されていました↓
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