【美術鑑賞】アートを観る上で最も大切なこと|効果的な鑑賞方法

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【美術鑑賞】はお好きですか?

もしお好きであれば、わざわざ【美術鑑賞】について調べたりしませんよね。

美術館に行ったりしても・・・

「これでいいのかな?」
「よく分からなかったな」
「なんだかモヤモヤする」

といった消化不良を抱えていませんか?

もしくはまだ【美術鑑賞】への苦手意識があってあまり足が向いていないのかもしれません。

この記事ではそうした不安を抱えている人の悩みを解消していきます。

このブログを読むメリット

・美術鑑賞の最も大切なポイントがわかる

・効果的な鑑賞法を知れる

・美術鑑賞がもたらすものの大きさに気づく

tomotomo
こんにちはtomoです!
ぼくは現在、現役高校美術教師をしています。
東京芸術大学を卒業し、ドイツで現代アートを学んできました。
アーティストとして作品を作ってきた経験と教育を通して感じた鑑賞教育の重要性を伝えていきます!

【美術鑑賞】アートを観る上で最も大切なこと

結論を先に言います。

「自分なりのものの見方をすること」

これだけです。

「え?それだけ?」

そう思った方も多いと思います。

それが意外と難しいのです。

実践していきましょう!

それでは、美術館に行ったつもりになって次の絵を鑑賞してみましょう。

どうでしょう?

あなたはどんな感想を抱いたでしょうか?

「さすがミレーの絵は詩的だな」

とか

「オルセー美術館かいつか行ってみたいな」

などでしょうか?

私たちは「1枚の絵画」すらもじっくり見られない

ここで1つ、ぼくから質問です。

あなたは先程の絵で「絵を見ていた時間」と「解説文を読んでいた時間」どちらが長かったでしょうか?

おそらくほとんどの人が「解説文を読んでいた時間」の方が長かったのではないでしょうか?

もしくは、「鑑賞?面倒だな」

と思って飛ばしてしまった人もいるかもしれません。

作品をじっくり鑑賞することは実はすごく難しいのです。

とくに大人になってしまうと、なまじ字が読めたり知識があるものですから、タイトルや制作年や解説文を読んでなんとなくわかった気になり満足してしまう。

じっくり鑑賞しよう!と思っても他のことを考えてしまったり、なかなか集中してその絵の世界に浸っていくということはできません。

先日、小学生を招いての公開授業で先程の「晩鐘」を使って鑑賞授業を行いました。

小学2年生くらいの男の子が

「犬がいた」

「楽しそうだった」

という感想をくれました。

皆さんは犬を見つけられたでしょうか?

・・・実は絵の中に犬はいないのです。

それでも、その子の目には犬が見えたのでしょう。

皆さんはどう思ったでしょうか?

「くだらない」

「子供だねぇ」

そう思う方もいると思います。

しかし、これこそが本来の意味での「アート鑑賞」だと思うのです。

大人になると、つい「正解」を探し出そうとしてしまいます。

この男の子は、「自分なりのものの見方」で作品をとらえ「彼なりの答え」を手に入れています。

ここで重要なのは「正解」ではなく「自分なりのものの見方」ができているかどうかです。

正しいこと常識・正論などの「正解」は数字やロジックによって速度の差はあれど誰でも辿り着けるものです。

しかし「自分なりのものの見方」とはオリジナルなんです。

そして現代ではそうしたオリジナルな価値観を持っている人がビジネスや人生を成功させています。

誰でも辿り着ける「正解」や「最適解」に残念ながら価値はないんです・・・。

「自分なりのものの見方」「自分なりの答え」を作ることが現代では求められます。

効果的な鑑賞方法・VTS(Visual Thinking Strategy)

VTS(Visual Thinking Strategy)という方法を紹介します。

美術館や特定の場所で、1枚の作品を前にして作品を囲みます。

参加者には徹底的に作品を「見て、感じて、言葉にする」ことが求められます。

聖マタイの召命 | たそがれ君の地球めぐり
カラヴァッジョ「聖マタイの召命」

例えばこのような絵を見て、司会が行うのは次のような質問だけします。

1 何が描かれていますか?

2 絵の中で何が起きていて、これから何が起こるのでしょうか?

3 どのような感情や感覚が、自分の中に生まれていますか?

これを1つの作品で30〜60分ほどかけて行っていくと徐々に「見る力」が鍛えられていきます。

もちろん1人では難しいので、司会進行役のファシリテーター、適切な作品選択などの条件が整えば、全く美術鑑賞経験のない人でも「見えなかったことが見える」状態になるそうです。

「自分なりのものの見方」ができる状態ですね。

まとめ:美術鑑賞で「自分なりのものの見方」を手に入れる

「すべての子どもはアーティストである。問題なのは、どうすれば大人になったときにもアーティストのままでいられるかだ」 パブロ・ピカソ

まさにこの問題こそが美術鑑賞における最大の壁です!

美術鑑賞で「自分なりのものの見方」ができる状態=「アート思考」ができる状態

アーティストのように考える方法が「アート思考」というものです。

最近話題のワードになってきていますね。

「アート思考」ができると「自分なりのものの見方」「自分なりの答え」を見つけることができます。

ミレーの絵から犬を見つけた男の子のように「あなただけの犬」を見つける方法なのです。

美術鑑賞で「自分なりのものの見方」を手に入れることができれば「自分なりの答え」を作ることができるようになります。

ではまた!

アート思考について詳しく知りたい方はこちら↓