美大生の内にやるべきこと、やってよかったこと11選

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「勉強したくなくて美大に入ったけど何をすればいいか分からない。」

「作家になることを目指しているだけでいいのか不安。」

「好きなことをして生きていきたい!けど何をすればいいか分からない。」

このような悩みを抱えている美大生や美大を目指している人は多いのではないでしょうか?

僕は受験生の頃は考える余裕はありませんでしたが、入ってからは色々と不安になりました。

4年間の大学生活ではやって良かったことがいっぱい!大学生の内にやっておくべきことを教えます。

tomotomo
僕は地方出身で、3浪して東京芸大に入学して大学生活を4年間過ごしました。
その後ドイツ留学を経て、
いまはアーティスト、教師やブロガーとして活動しています

得意を生かす!

好きなことを生かす!

勉強嫌い!

働きたくない!

フーフー
だいぶヤバい!!!

「絵なんかで生活できるはずない!」

「才能のある人しか生きていけないよ」

そう言われたこともあったのですが全部無視していました。

「絵で生活するには芸大くらい出ないと無理だろう」と思っていたので必死で絵を描いていました。

浪人が長引くほどに風当たりや視線はキツくなりましたが、

・・・それでも最終的には応援してくれた親には感謝です!

僕はなんとか国立大学に入れたので4年間で270万円の学費で済みましたが、地方出身者ということで東京のたっかい家賃を払っていました。

私立なら4年間で約800万円の学費がかかります。

学費以外も考えるとざっくり1000万円くらいはかかってしまいます。

フーフー
フェラーリ買えます!

そのほとんどを奨学金でまかなって、卒業時には借金が大量に残っている大学生は多いですよね。

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ぼくも未だに毎月支払いがあります

美大・芸大というと、浪人しても普通だしプラス4年という時間と1000万円というお金をかけているにも関わらず、美大生たちはそれを忘れて無駄な時間を過ごしています。

この事実に入学して半年して気づいた僕は、限られた大学生活の時間の中で、できることをひたすらやることにしました。

そんな僕の経験から「時間」と「お金」という貴重な資源を無駄にしないために大学生活中にやっておくべきことをこの記事では紹介します。

「大学生は人生の夏休み、今のうちに遊んでおけ」と聞いたことがあるかもしれません。

しかしそれは、人生設計に失敗して大学生活以降かがやくことのできない大人の言葉です。

大学生活が楽しいのはもちろん素晴らしいことですが、卒業後こそどんどん楽しくなるような人生を送るべきですよね。

その方法をこの記事に詰め込みました。

是非参考にして未来のためになる大学生活を送ってください!

美術史を学んでよかった

何をすればよいのか分からなかったので、ぼくはとにかく美術館に行きました。
行っては作品を理解できず、もやもやして帰ってくることが多かったです。

tomotomo
で、なにを作ればいいわけ???

もやもやした日々を送っていました。

周りには、参考になりそうな人が見当たらず、とにかくいろんな人に会うようにしました。

そこで現代アートをやってる先輩と出会い、初めて現代アートに触れました。

現代のアートの基礎的な考え方として、美術史というのは基盤になります。
野球でいえば”ルール”です。それまでの私はルールも知らずに野球観戦をしていたわけですね。

そりゃ、もやもやしますよね(笑)

美術史を学んでからの鑑賞は、目から鱗が毎秒1枚落ちていくような感覚でした!

それはもうボロボロと

美術史を学ぶことは

・現代アートを学ぶ基礎になる

・コンテクストを作品に紐づけて語れるようになる

・理解、説明できる

アートを理解するには、評価軸や美術史の理解を深めることが1番の近道です。

このブログではあなたのアートの理解を助けるために色々と準備をしていますのでぜひご活用ください。

≫美術の基礎知識を分かりやすく解説しています

面白そうな本をとにかく読んでよかった

大学の図書館は素晴らしい環境です。

画集は買うには高すぎるし、技法書もいちいち買っていたら破産してしまいます。

ただ、ぼくは画集はさすがに選びましたが、本にお金は惜しまなかったです。

本を買おうか迷っている友人に「本のお金より、本を読まなかった時間の方が惜しい」と言っていました。

図書館や書店で売っている本には限りがあるので、サクッとAmazonで注文して、いらなかったらメルカリなどでリセールすればいいと思います。

そして、美術系の人はつい経験からの職人的技量を追究しがちなんですが、1人の経験値なんてたかが知れています。

それでは大学生活4年間は短すぎます。

本を読みましょう。

技法書を開きましょう。

それでも分からないところは先輩や教授に聞くとかして記録に残します(重要)

まあ変わったことやろうとすればほとんど前例のないことの方が多いです。しかし用途は違うけど応用できる知識はあるものです。

年収の高い人ほど多くの本を読んでいるというデータがあります。

アートの知識を年収には転換できませんが、成果には置き換えできますね。

普通の人はほとんど本を読みません。たとえば、20代30代のビジネスパーソンは1年間で平均3.1冊の本を読むという統計があります。1カ月に換算すると、0.26冊です。その一方で、30代で年収3000万円の人は1カ月間で平均9.88冊も本を読むのです。なんという差でしょうか。20代30代のビジネスパーソン平均が月0.26冊で、30代年収3000万円の人の平均が月9.88冊。その差は38倍です。劇的に違う習慣といえます。
出典:南青山、BMW、美女、38倍の読書差から生まれた格差

 

 

≫美大生・アーティストにおすすめしたい本はこちら

 

≫本を読む時間がない人や苦手な人には、耳で聴く読書がオススメです!

美術館やギャラリーを回ってよかった

美術館は絶対に行ってください。

もうとにかく見て体験して味わってください。

併設されたレストランで美味しいご飯を食べるのも大事な体験ですよ。

おすすめの美術館について記事も書いています↓

≫【美意識を高める】都内のオアシス!おすすめ美術館8選(東京編)

ギャラリーでは作品を無料で見ることができます。

ギャラリーには大きく分けて2種類あります。

レンタルギャラリーとコマーシャルギャラリーの2つです。

レンタルギャラリーは、お金を出して1週間ほどギャラリーを借りて展示を行います。最近はカフェでも展示を行うなどそっちの方が主流になりつつある印象です。銀座には専門のレンタルギャラリーがたくさんあります。

個展やグループ展をやりたい人が展示しているのがレンタルギャラリーです。

コマーシャルギャラリーはプロの戦場です。どれだけアーティストが望んだとしても取り扱い作家としてギャラリストがキュレーションしてくれなければ展示をすることは難しいです。

デメリットとしては、特に東京都内に点在していて色々まわるには不都合な点も多いこと。

先にリサーチしておくことをオススメします。

僕は方向音痴なので初めて行くギャラリーでは必ず迷子になりました。

いまだにたどり着けてないギャラリーもあります・・・。

ギャラリーについても紹介しているので参考にしてください

月刊ギャラリー

この雑誌に毎月のギャラリー情報が集約されています。

居心地のいいコミュニティを飛び出してよかった

居酒屋のバイト

すごくいい人たちばかりで毎日楽しくて、バイトに行くことが楽しくてしょうがないくらいに充実していました。

でも3浪して憧れの大学に入って、これから絵を勉強していくのにこれでいいのか?

と思って、辛かったけど引っ越しました。

当時のバイト仲間とは未だに仲良いです。でも、あの時は離れて正解だったとも思っています。

そのおかげで、絵に集中できてコンクールやスカラシップに応募して結果を出すことができました。

日本画科

学部を飛び出して、、、ってわけではないのですが、日本画科で日本画描くのをやめました。

反骨精神というよりは現代アートに興味がでて、ただただ作りたい!

それだけでした。

そこから美術史の勉強も始めました。

そして、日本画を超えて色んな科の人たちと繋がりたいと思って代官山で卒業展示を学生だけで企画しました。その代表を務めました。

忙しいのと慣れないことばかりで、ハゲそうでしたがなんとかやりきりました。

沢山の人に協力してもらいました。

美術史家の山下裕二さんを招いての講評会の様子

芸大

大学院には進まずに留学する道を選びました。

行き先はドイツです。

なぜドイツだったかというと、ドイツは外国人でも大学の学費がかからないからですね。

ドイツの”ベルリン芸術大学”に入り直し、大学院まで出て「ドイツで生きていこう!」という計画でした。

しかし半年後「なんか思ってたんと違う」ということが多くあり挫折。

半年で帰国する方にシフトして、1年の留学期間のうち残りの半年は色々見て回ろうと近隣ヨーロッパの美術館や世界遺産などに行きました。

それは今でもいい経験になっています!

旅行と生活では全然違いました。

就職してしまうとお金はあっても時間も自由もないので海外旅行に気軽にはいけないですね・・・。

ぜひ行けるうちに行きましょう!

コロナが落ち着いたらですが・・・。

最新ガジェット(iPhone)を買ってよかった

当時、大してお金はありませんでしたが、iPhoneを手にして生活はずいぶん変わりました。

最新のガジェットであるiPhoneやiPadを手にしてそれを使いこなそうと文章を書いたり、ポートフォリオを作ったりと、活動の質がグッと上がりました。

これは最近学んだことなので当時は自覚していませんでしたが、投資というのは先に痛みを伴うものです。その見返りは基本的に後から返ってくるものだということです。

ま、返ってくるかどうかは分かりませんが・・・。

投資の基本原則は “ノーペイン・ノーゲイン” でその逆はないそうです。

特に大学生のうちには自己投資は惜しまないことです。

サービスや物やテクノロジーでおぎなえることであれば出し惜しみせず、ガンガン投資すべきです。

それにiPhoneなどのApple製品などはリセール時にも高く売れるので、不要になった際にもそれほど財布を痛めずにすみますよ。

ホストを2ヶ月でやめられてよかった

お酒に強いわけでも、イケメンでもないのに何を血迷ったか、ホスト始めました。

大学に入り、コミュニケーションスキルが向上したおかげでそれまで “陰キャ” だったのに、ぼくは急にイケイケになりました(笑)

tomotomo
ぜんぜん向いてなかった!
完全に黒歴史!!

茶髪にパーマ、チェーンのついたスキニーや、やたら長いストールなどの服・・・いま昔の自分にあったら直視できません!!!

目標としては

・収入アップ

・人生経験

・コミュニケーションスキル向上

まともっぽいけど、1番の目的である収入アップはかなり厳しかったです!

ホストの世界は大本が損しない前提で運営しているので、よっぽど活躍しないと逆にお金を失うこともあるほどです。

掛け持ちしていたバーの給料の方が上でした。。。

連日のお酒と喉の弱さが仇となり、声が出なくなって出勤できなくなり、それまでに働いた給料を断念することでフェードアウトさせてもらいました。

2ヶ月近く声が出せませんでした。。。

スッキリとやめることすら難しい業界なので、よっぽどの興味と覚悟がないなら辞めておいた方がいいです。

従業員同士の嫉妬もすごいですね。

無事にやめられてよかった。

ただ30代店長の全力のパラパラには重みを感じました。

あれは忘れられないw

コンクールやスカラシップに応募してよかった

真面目に取り組んでいて優秀であれば才能はなくとも結果は出ます!

まず”美大生”という特権階級を意識する。

”美大生”というのはすでに強烈な強みです。

世の中全体で見ればかなり希少な存在なので、それだけでチヤホヤされた経験もあるのではないでしょうか?

それで満足してはいけません!

“美大生”という特権を持っている内に行動して結果を出す必要があります。

卒業してしまうとキャリアを作るハードルはめっっっちゃ上がります!まじです。

コンクールなどの応募一覧が見れるサイト↓

登竜門

https://compe.japandesign.ne.jp/

貸与つまり返済義務のない奨学金をしてくれるプログラム↓

三菱商事アート・ゲート・プログラム

https://www.mcagp.com/

賞金をもらったり、奨学金や絵具を支援してもらったりできます。

スカラシップは大学の事務でも紹介してますし、自治体などでもあります。

10回も応募すれば2~3つは通るはずです。

ぼくの場合は、学生時代には2回に1つ以上は何かしらの結果に結びつきました。

卒業後は10回に1つぐらいです…。

現在はコンクールに出品することはほぼないです。

理由はそのうち記事にしますね。

”美大生”という大人に応援される存在のうちにぜひ行動してください!

恋愛してよかった

学生時代にはそれなりに恋愛してきました。

当時付き合っていた彼女とは結婚し、子供もいます。妻ともいろいろありました(笑)

2度ほど別れて戻って、国際遠距離恋愛も経験しましたね。

いま思えば恥ずかしいこともたくさんありましたし、友人たちに叱られたこともありました・・・。いやー懐かしい。

恋愛は人を動かす原動力になります。

安心安全を求めてつまらない人間だと思われるよりは、笑われたりバカにされたりしてもいいから恥ずかしがらずに行動するべきです。

恋愛を通していろんな人と関わって、たくさんの思考を体験することができました。

なんてキレイにまとめるとアホらしくなりますね、

大学生、恋愛、最高!

間違い無いです(笑)

留学直前300万以上貯金あっても、恋人いなくてめっちゃ寂しかったです!

お金があっても夢や愛がなかったら幸せになんかなれないです!

1人暮らしをしてよかった

「1人暮らしをして」というよりは「実家を出て」よかったという感じです。

寮生活やシェアハウスなどもありですね。

地方から上京し、最初は母の友人のうちに居候させてもらう形で上京しました。

そこから1人暮らしが始まって、途中で学生寮にも入寮しました。

ほんとうに色々と経験しました。

これまでの自分を見つめ直すいい機会になりました。

すべては自分の責任で、掃除も洗濯も料理もすべて自分でやってみる。

電気代や水道代の光熱費など、実家で暮らしている時は考えたこともありませんでした。

1人で生きていくスキルがあることで自信にもなりました。

「なんとかなるか〜」

・・・みたいな(笑)

留学するときも1人であることに不安はなかったですね。

なんでもやってみるといいです!

教員免許を取ってよかった

これはぼくの場合です。

転ばぬ先の杖としてとった教員免許ですが、おかげで救われたことも多かったです。

自分の選択肢を広げてくれます。

ただ、資格は取ればいいというものではないです。

資格を取って、それに縛られることで選択肢を狭めてしまうことはよくあるからです。

ぼくは学芸員の資格は取りませんでした。

美術館研修を夏休みに受ければ資格を取れたのですが、留学することを決めていたので語学学習を優先した結果です。

あるだけで使わないものにリソースをさくことは無駄です。

学ぶことは有益ですが、資格取得は必ずしも有益とは限らないのでしっかりと考えて時間をさくべきです。

この話をすると勿体無いと言われることが多いですが、全く後悔はしていないです!

≫美大生の就職について興味のある方はこちらの記事を参考にしてください

たくさん映画を見てよかった

高校生の頃から映画は好きでずっと見てきました。

美術大学に受験を決めた頃から、毎週1〜3本は見ていましたし、キャンペーンなどでまとめてレンタルできる時は必ず借りていましたね。

当時はAmazonプライムやNetflixなどありませんでしたから、いちいち借りて返してと、健気にがんばっていましたね。

映画の知識は作品制作のアイデアの源として今でもぼくの中に息づいています。

1人の人間が思いついたり、考えたり表現できるアイデアは、すべて既にあるものの新しい組み合わせに過ぎません。

つまり情報量が足りなければ面白いものなど作れるわけがないのです。

第一線で活躍する人たちの知識量は凄まじいものです。

まずはありとあらゆるジャンルの作品を見まくりましょう!

その中で自然と惹かれるものに気づくはずです。

ただ見るだけではなくアウトプットも忘れずに!

SNSでもいいですし、ノートに残すのでもいいです。

とにかく言語化して分析すること。

いったい自分は何に惹かれて、どう感じたのか言語化する。

その繰り返しが自分を作っていきます。

まとめ:最高の大学生活を送ろう!

ここまで大学生活の中でぼくがやってよかったことを挙げてきました。

最後に改めてまとめておきます。

  1. 4年間の大学生活ではやって良かったことがいっぱい!大学生の内にやっておくべきことを教えます。
  2. 美術史を学んでよかった
  3. 面白そうな本をとにかく読んでよかった
  4. ギャラリーを回ってよかった
  5. 居心地のいいコミュニティを飛び出してよかった
  6. 最新ガジェット(iPhone)を買ってよかった
  7. ホストを2ヶ月でやめられてよかった
  8. コンクールやスカラシップに応募してよかった
  9. 恋愛してよかった
  10. 1人暮らしをしてよかった
  11. 教員免許を取ってよかった
  12. たくさん映画を見てよかった

長々と書いてきましたが、まとめると

「色んなことに挑戦して自分だけの大学生活を楽しもう!」

ということです。

この文章を読んでくれた人が最高の大学生活を送れることを祈っています!

どんどん新しいものやサービスが出てくる世の中で変化に強い人間になって、社会を楽しく渡っていきましょう。

そのための思考法なども発信しているので読んでください。

ではまた!

≫【東京藝大卒が語る】美大生あるある10選!バイト・服装・就職など

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