美大生・アーティストが読むべきオススメ【アート本】厳選

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こんにちはtomoです。

大学時代には「絵を描くことで生きていきたい」と強く願っていましたが、そのためにどんなことをすべきか分からず、もやもやとした気持ちを抱えていた時期もありました。

そんな時に何をすべきか道を示してくれたのが本でした。

ぼくは、東京芸術大学を卒業してドイツ留学を経て、現代アーティストや教師、ブロガーとして活動しています。

今でも本はたくさん読んでいて、図書館をがっつり利用したり、Kindle UnlimitedAudibleなどで読んだり聴いたりと年間100冊近くはインプットしています。

この記事では読んだことで行動が良い方向に変わった「大学生のうちに読んでおくべき本」を紹介します。

もちろん大学生でなくともアートを勉強している人にはぜひ読んでほしい本ばかりです。

ここに載せている本はかなり厳選しているので本当に自信を持っておすすめできます。

素晴らしいアート本に出会い次第、随時追加していきます。

アーティスト関連

【芸術起業論】村上隆

【芸術闘争論】村上隆

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アーティストはどのようにサバイブしていくべきか
村上隆さんの体験談をもとに全身全霊で書いてあります!
起業論のほうは、もう15年も前の本ですが、あえて2021年に読み返すとアート業界の変化の無さに気づくと思います。
刺激強めです

村上さんについてはこちらの記事にも書いています↓

≫【現代アート】「STARS展」レビュー、村上隆、李 禹煥、草間彌生などを解説

【カリコリせんとや生まれけむ】会田誠

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小説家としても活躍する、マルチな才能をもったアーティストの会田誠さんの著作です。
社会風刺や賛否両論を巻き起こすパワーがあり、作家、アーティストとしての才能は本物です。
意外かもしれませんが、わりとオールドスタイルの骨太なアーティストという印象です。

【無限の網―草間彌生自伝】草間彌生

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草間彌生さんの自伝です!
ハプニングの女王としてカリスマ的人気を博した時代から
現在に至るまでの軌跡を書いています。
あのパワフルな作品の源泉の秘密を知ることができます!

【みえないかたち~感覚をデザインする】吉岡徳仁

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日本を代表するクリエイター・吉岡徳仁さんの著作です!
デザイナーの枠を超えてアートとプロダクトの境を華麗に行き来する姿はかっこいいとしか言えません!!
徳仁さんの作品は大好きで、ランプや時計も持っています^^

美術史関連

【改訂版 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト】

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まずはこの本で全体感をつかむことをオススメします!
趣味レベルならこの本で十分です。
教員採用試験でも合格できるレベルにはたどり着きます(実績)

【ビジュアル図解 聖書と名画 [世界史徹底マスター] 】中村明子

ビジュアル図解 聖書と名画 [世界史徹底マスター] 、中村明子、西東社 (2016/12/26)

https://amzn.to/3nP2q5h

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美術史の勉強には、聖書の知識は必要不可欠です!
セクションごとにわかりやすくしっかりと書かれているので勉強になります。
Kindle Unlimitedにも対応しているので登録している方であれば気軽に見れます^^

≫アーティストにこそオススメ【Kindle Unlimited】デザインやイラスト本|初月無料

【現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで…世界と日本の現代美術用語集】

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現代アートについての基礎知識をざっと勉強することができます。
少し古い本ですが、これは今でもオススメできる本です。
この本から現代で何が変わったのか分析すると現代が見えてきます。
いまでも重宝する良本です!

【奇想の系譜】辻 惟雄

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辻さんは日本の美術史を一歩前に進めた方です!
独自の視点と綿密な調査で、これまでに過小評価されてきた岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳ら表現主義的傾向の画家たちに光をあてました。
その光は現代にいたるまで消えることなく、今もなお輝きを増しています!
とくに”伊藤若冲”はこの本が出るまで知る人ぞ知るといった作家でした。
美術史とはこうやって作られるという見本になる例ですね

【一夜漬け日本美術史】山下裕二(監修)、美術手帖編集部(編集)

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美術史家で明治学院大学文学部芸術学科教授の山下裕二氏が監修しています!
教科書というよりは美術史を楽しむための型破りな指南書です。
日本美術史に苦手意識のあるぼくも楽しく勉強させてもらいました^^

画集・作品集関連

【ピーター・ドイグ】画集

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画家の中の画家ともいわれるピーター・ドイグの画集です。
ぼくが持っているのは、国立近代美術館での図録とその他ペーパーバックの本ですが、価格が異様に上がっていたのでこの本を載せました。
ペインターを志すなら、チェックしておいたほうがいいと思います!

【バーネット・ニューマン / Barnett Newman】画集(洋書)

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抽象画の巨匠です!
ぼくは彼の作品が抽象画の中では一番好きです!
旧約聖書の登場人物たちの名前を冠した絵画が多数あります。
宗教的な静謐さを持った作品に惹かれます^^

≫こちらの記事で、バーネット・ニューマンや他の抽象画家について書いています

【Time.】Andy Goldsworthy(洋書)

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アンディ・ゴールズワージーというスコットランドの芸術家の写真集です。
石や葉や棘や雪や水などの自然を素材として、まだ誰も見たことの無い景色を作り上げます!
日常の中の非日常を見せられたようなショックを見る人に与えます!!!
で・す・が、自然を素材としてるのでどこか暖かいんです^^

【Studio Olafur Eliasson】オラファー・エリアソン(洋書)

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2020にはコロナ禍の中、東京都現代美術館で賑わった個展を行ったアーティスト、オラファー・エリソンの作品集です!
次世代のためのアートであり社会、SDGsも踏まえた持続可能性を問う作品つくりは、これからのアーティストには必須の考え方なのかもしれません

オラファー・エリアソンの東京都美術館での個展レビュー記事はこちら

【遠藤利克 – 聖性の考古学】作品集

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遠藤さんは、ぼくの最も憧れる作家です。
アートは突き詰めるといくつかの極端なものになると思っています。
「アートは突き詰めると宗教になる」
その究極系が遠藤さんの作品です!

【オスカール 天地創造】画集

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日本人の両親とともにブラジルで育ち、日本からアメリカにアーティストとしての拠点を移してなお活動中の画家です。
独特の物語を持った世界観の画風で、見るものを圧倒する力量で描き込んでいく動きが見えるような絵は非常に魅力的です!

【森のノート】酒井駒子

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絵本のような、画集のような世界観を楽しむ本です。
夢の中にいるような静けさに満ちた内容で、とっても癒されます…!!

【クレーの天使】谷川俊太郎

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これは心の洗濯ができる本ですね。
めちゃくちゃ癒されます。
パウルクレーの天使の絵に谷川俊太郎さんの詩が載って・・・最高です

≫心が癒される【詩画集】のすすめ「クレーの天使」谷川俊太郎

アート思考関連

【13歳からのアート思考】末永幸歩

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教育の立場から、ワークなども多用しながらレッスン形式で、アート思考を分かりやすく伝えています。
アート思考を本質的に理解するためには、最もおすすめの本です^^

≫【13歳からのアート思考】大人になるとできなくなる衝撃の理由とは?

【世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 】 山口周

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この本はマーカー引きまくりました(笑)
目からうろこの連続で、ビジネス書として書かれたアートの本なのでとっても読みやすいです!
この本だけで1つ記事を書いたほどです。
なぜ「美意識」をきたえるのか?まさに疑問に答えてくれます^^

より詳しくこの本の中身を紹介しています↓

【美意識を鍛える】イノベーションよりも世界観とストーリーが重要な理由はこちら

まとめ:豊かな人生をおくるために

ここまで紹介してきた本や画集は、また何度も読み直ししていきたいと思っている本です。

一生を共にしたいと思える本だけを紹介しました。

ぜひ今の自分に合った本を選んで手にとってください!

それではまた!

Kindle Unlimitedの中でおすすめのアート本はこちらで紹介しています↓

本を読む時間がない人にオススメ!オーディオブックの紹介はこちら↓

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